映画「タイガーマスク」がようやくクランクイン。監督は落合賢。日本ではまだ無名であるが、その才能は全米監督協会をはじめ海外各国で認められた。映像作家として独自で製作を続けてきた。商業映画は、この「タイガーマスク」が初めてとなる。主役はウエンツ瑛士。「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役、あるいは、「仮面ライダーTHE FIRST」でのコブラ男役が記憶に新しい。悪役レスラー養成機関「虎の穴」で鍛えられるという初期設定は原作を踏襲するが、この映画のタイガーマスクは、筋力や運動能力を強化する特殊スーツを着ることによって変身する。ミスターXは哀川翔が演じることも発表された。哀川翔といえば、真樹日佐夫原作の「真説タイガーマスク」での主演を思い出す。このときは、タイガーマスクを追うスポーツ記者の役であったが、哀川翔の“キザにいちゃん”も面白かったと思う。